「八王子灯ろう流し」は、戦前より八王子で行われて中断されていた浅川でのとうろう流しを、太平洋戦争終戦50周年を記念して、平成6年に「浅川とうろう流し」として復活しました。その後、市民の参加者が増えるにつれて市民のための行事となるよう、数年前より「八王子とうろう流し」と名称変更されました。なお、太平洋戦争末期、八王子も空襲で数万人が犠牲になったと聞いております。日本の昔からの習慣で、お盆には亡くなった方の霊が自宅に帰ってくると信じられております。灯ろう流しは、帰ってきた霊を送る、送り火の意味合いがあります。
ボーイスカウト八王子地区では、平成6年から毎年この行事の奉仕を続けております。宗教章を取得しようとするスカウトには大変重要な奉仕活動になります。
平成20年は7月19日(土)に実施され、市役所北側にある鶴巻橋下河川敷広場より3,000個の灯ろうが流されました。南風に押され、灯ろうが浅川の対岸に流れてしまい回収に大変苦労しました。今年度は、スカウト指導者を含め9個団58名が奉仕しました。
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とうろう流し式典開始前の会場です。 |
我々の作業場所の準備を始めました。 |
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とうろう流し式典直前の様子です。ボーイスカウト八王子地区を代表して地区委員長の姿も見えます。 |
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上流から流れてくるとうろうを回収するため、川に入っていくスカウト達。 |
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スカウト達によって、とうろうは続々と回収されていきます。 |
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奉仕された各団のスカウトおよび指導者の皆様、夜遅くまで大変有難うございました。
記事提供:岡本 勉 地区野営行事委員長 写真提供:八王子第10団 浅野和夫BS隊隊長 |
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